7時間ドライ×200サイクル試験の途中経過
- 2021/09/22
- 18:00
一日1サイクルしか試験が出来ない。試験開始が6月だから未だ途中。
しかし、長い事行っていると興味深い結果が、、、、
最新第五世代無注水軸受システムではサイクルが70回を越えてきて興味深い傾向が明確に出てきた。
それは、、、、実験開始時温度が28℃スタート、7時間ドライ後の到達温度は、実験開始時は概ね85℃程度迄上昇していた。つまり60℃程度の温度上昇を呈していたのだが、最近は到達温度は55℃未満。つまり、上昇温度幅は30℃に満たない。ドライ運転を7時間以上行っても最高到達温度は手で触れるレベルにしか達しない。
実際、摺動トルクを計測しているけど、初期段階の摺動トルクと今の摺動トルクはドライ摺動後制定状態で35%ダウンである。摩擦係数が下がっているから温度上昇しないという当たり前の結果。しかし、軸側の回転時における偏芯幅は変わっていない。つまり、軸受自体の摩耗は進行していないのである。軸受摺動面が長期間のドライ直接摺動によって馴染んできたという事だろう。
第四世代軸受では20サイクル目で以上昇温して軸受側摺動面が損傷を受けたという他社実験での報告があるが、第五世代システムでは、軸受側摺動面が損傷を受けるような高温に達しないのである。
この結果から、第四世代軸受のユーザーが心配していた多サイクルのドライ摺動によって摺動面が損傷するという問題が解決できたかもしれない事が伺える。
結論を出すには、もう暫くのサイクル試験の実施と、別バリエーションの軸スリーブの組み合わせ試験で評価を行ってからとしたい。
しかし、長い事行っていると興味深い結果が、、、、
最新第五世代無注水軸受システムではサイクルが70回を越えてきて興味深い傾向が明確に出てきた。
それは、、、、実験開始時温度が28℃スタート、7時間ドライ後の到達温度は、実験開始時は概ね85℃程度迄上昇していた。つまり60℃程度の温度上昇を呈していたのだが、最近は到達温度は55℃未満。つまり、上昇温度幅は30℃に満たない。ドライ運転を7時間以上行っても最高到達温度は手で触れるレベルにしか達しない。
実際、摺動トルクを計測しているけど、初期段階の摺動トルクと今の摺動トルクはドライ摺動後制定状態で35%ダウンである。摩擦係数が下がっているから温度上昇しないという当たり前の結果。しかし、軸側の回転時における偏芯幅は変わっていない。つまり、軸受自体の摩耗は進行していないのである。軸受摺動面が長期間のドライ直接摺動によって馴染んできたという事だろう。
第四世代軸受では20サイクル目で以上昇温して軸受側摺動面が損傷を受けたという他社実験での報告があるが、第五世代システムでは、軸受側摺動面が損傷を受けるような高温に達しないのである。
この結果から、第四世代軸受のユーザーが心配していた多サイクルのドライ摺動によって摺動面が損傷するという問題が解決できたかもしれない事が伺える。
結論を出すには、もう暫くのサイクル試験の実施と、別バリエーションの軸スリーブの組み合わせ試験で評価を行ってからとしたい。
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